イーサリアムとは?スマートコントラクトとは?

Ethereum(イーサリアム)とは

表記について

Ethereumは「イーサリアム」・「イーサリウム」・「エセリウム」などと表記されます。
英語の発音では「エセリウム」が一番近いのですが、日本では「イーサリアム」という呼び名が一般的です。
ここでは「イーサリアム」という表記を使います。

イーサリアムとスマートコントラクト

イーサリアムを理解する時のキーワードは「スマートコントラクト」です。

スマートコントラクトの定義は専門家の間でも理解が異なりますが、直訳すると「賢い契約」となります。

イーサリアムの説明をする時に使われる場合は「オンライン上の効率的な合意システム」の意味で使われ、開発者達は当初イーサリアムの事をスマートコントラクト分散型アプリケーション(DApps)の構築プラットフォームと言っていました。

つまりイーサリアムはブロックチェーン上に条件や成果など予め定義した契約を記録し、政府や企業などの中央機関なしに自動で契約を履行出来るというものです。

イーサリアムがビットコインを始めとする他の暗号通貨と異なるのは、他の通貨は開発チームのみがスマートコントラクトを記述出来るなどの制限があるのに対し、誰でも自由にスマートコントラクトを記述・実行する事が出来る事です。

ただしその複雑さに応じてイーサ(イーサリアム上で使われる暗号通貨の単位)を支払う必要があり、支払われたイーサはマイナーに渡ります。

イーサリアムの歴史と仕組み

イーサリアムは2015年7月にリリースされました。

ビットコインと同様のProof of Work(PoW)が採用され、マイニングにより取引の承認を行い、成功したマイナーに取引手数料とマイニング報酬(1ブロックにつき5ETH)が支払われるています。

マイナーの集中化問題を防ぐ為、専用端末の開発を困難にするようビットコインとは違ったアルゴリズムが採用されています。

基軸通貨のイーサは最初に7,200万ETH発行されました。
6,000万ETHは一般に販売され、残りの1,200万ETHは開発チームの資金として保有されました。

その後は採掘により徐々にイーサの発行量は増えていますが、発行上限やそもそも上限があるのかは分かっていません。

またイーサは現在PoWを採用していますが、より安全で安価に行えるProof of Stakeに将来切り替えられます。
しかしこれも移行期間や、発表されているプロトコル(Casper)が実際に採用されるかは分かっていません。

Gas

イーサリアムにおける取引手数料やスマートコントラクトの実行手数料はGas(ガス)と呼ばれます。
作業によって手数料が定められており、イーサにより支払われます。

送信者により設定できるGasはその値が大きい程、より優先して処理が行われる可能性が高まります。

また送信者はGas limitという使用上限を設定する事が出来、それに達するとプラグラムコードは自動的に停止されます。

送信者の他にも1ブロックあたりのGas limitも設定されており、これはマイナーによる投票形式で決められるため値は変化します。
ビットコインと違いイーサリアムではブロックサイズに制限はありませんが、このGas limitによりブロックサイズが変化する事になります。

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