”ジェネシスマイニング”マルコ・クロン氏 インタビュー

ジェネシスマイニング

今回は世界最大のGPUマイニング施設を持ち、世界中に50万人以上の顧客を持つジェネシスマイニング社CFO(最高財務責任者)との対談動画です!

これまでの暗号通貨マイニングの歴史を知り尽くす世界最大手の彼らが、これまでどのようにマイニングを行ってきて、現在はどのように暗号通貨のマイニングを行っているのか。

更に収益性の高いマイニングを行う為のチェック項目や、今後の暗号通貨やマイニングの展望についても語って頂いたので、早速以下の動画から内容を確認してみましょう!

(インタビュー動画:マイニング世界最王手”ジェネシスマイニング”CFOとの対談)
*撮影は2017年5月、撮影日のビットコイン価格は1500ドル程

マルコ・クロンとのインタビューまとめ

ジェネシス・マイニングについて

ジェネシス・マイニング(Genesis Mining)は暗号通貨マイニング企業です。
ビットコインだけでなく、イーサリウム,Zcash,Moneroなどのマイニングを提供しています。

最初はライトコインのマイニングを発見して、そこで収益を得る事が出来たのが始まりでした。
プラスチックの箱にGPUのマシンを入れてマイニングを始めました。
それから拡大していき、当時はボスニアにて数千個のGPUマシンを導入してマイニングしていました。

本当に小さなプラスチックの箱でのマイニングから本格的なマイニング施設を持つまでに至りました。
そして最初のウェブサイトを作り、そこで顧客に対してマイニングの提供を開始しました。

大規模なマイニング施設を作った事にたいして周囲の人々は本当に驚いており、このマイニング施設を見た人の多くがマイニングのシェアの購入を希望したからです。
これがジェネシス・マイニングのマイニングシェアのビジネスの始まりです。

ウェブサイトで販売を開始した当初は取り扱っていたのはライトコインのマイニングのみで、その後ビットコインや他の暗号通貨の取扱を始めていきました。

マイニングを行っている地域について

マイニング施設は世界の6~7箇所にあります。
ボスニアにもありますがこれは最初に作ったもので、現在では比較的小規模なマイニング施設です。
大規模な施設はアイスランドにあり、その他にもスウェーデンや他の地域にもあります。

マイニングにかかる電気代について

電気料金はマイニングを行う国や地域で異なります。
中国、アイスランド、スウェーデン等国によって電気料金が異なります。
我々の施設では3セント~8セント/kw/h程度のコストになっています。

カナダやロシアの一部の地域では2~3セント程ですが、ビットコインをマイニングする上ではやはり電気代をいかに抑えるかが鍵になります。

その一方でイーサリウムのマイニングなどでは、電気コストはそこまで重要ではありません。
それよりもGPUのマシンを安定的に効率よく稼働させ続ける事が最も重要になってきます。

現時点でのGPUマイニングにおいて電気料金はさほど重要ではない為、少し高い金額でも許容しています。

マイニングをする上で重要になる事

(チャーリー氏)
丁度一昨日、中国の昆明にマイニングの視察に行きました。
水力発電所の隣にマイニング施設がありました。
マイニングファーム自体はすごくシンプルな作りでした。

シンプルな作りのマイニング施設は比較的多く見受けられるものです。

基本的にマイニング施設で重要な事は3つです。

  1. マイニングのハードのクオリティ
  2. 施設内の冷房システム
  3. ハードの稼働率

特にGPUマイニングにおいてはハードを24時間稼働させ続ける事は難しいのですが、ここをいかにダウンタイムを減らして、安定的に稼働させ続ける事が重要です。
後は電気代も重要になってきますね。

ただ本当にどの通貨をマイニングするか次第だと思います。
ビットコインをマイニングする上では電気料金が鍵になります。
GPUマイニングでは最高のマシンを活用して、安定的に稼働させ続けるのが最も重要です。

GPUマイニングについて

(チャーリー氏)
GPUマイニングはビットコインのマイニングよりも、ハードが長持ちするのか?

それは当てはまらないケースもあります。

私達が利用しているGPUマシンはそこまで特別案ものではありません。
少し改造したり特別仕様にしている部分はあるとは言え、一般的なGPUのマシンは24時間稼働が可能なような作りにはなっていないのです。

それとは別にハイエンドのGPUマシンもありますが、それはコストが非常に高いものになります。
一般的なGPUマシンは基本的には2年間稼働させる事になります。
それ以降は不具合が出るリスクがありそれらの整備をするコストが出て、生産性も低下します。

(チャーリー氏)
GPUマイニングは様々な通貨のマイニングが出来ると思いますが、通貨によってセットアップが違うということですか?

はい。
それはソフトウェアによって管理されています。
モネロから替えてZcashにしたり、Zcashから替えてイーサリウムにしたりですね。

ただこの変更プロセスは意外かもしれませんが、比較的複雑なシステムになっています。
全てのソフトウェアは当然ながら可能な限りのマイニングを行うように設計されています。
それを他の通貨のマイニングに変更する際にはクラッシュしてしまうリスクが常にあるのです。
その場合には再起動をする時間と手間がかかります。

回答は同じマシンで違う通貨のマイニングは出来ますが、変更をする場合には一時生産性低下のリスクがあります。

(チャーリー氏)
今ジェネシスマイニングではどの通貨のマイニングをしているのですか?

現在は顧客に対して様々な通貨のマイニングを提供しています。
ビットコインだけではなく、多通貨のマイニングも提供しています。

Sharp256というマシンではビットコインのマイニングが出来ますし、スクリプトマイニングではライトコインのマイニングが可能です。
ET-Hashではイーサリウム、イーサリウムクラシックのマイニング。
Equi-HashではZcashのマイニング。
他にもダッシュや他の通貨のマイニングも提供しています。

またスクリプトマイニングのアルゴリズムではライトコイン以外の通貨もマイニング可能です。

(チャーリー氏)
今後の展開としては新しい通貨が出来たらそのマイニングを行っていくという事ですか?

もちろん行っていきます。
現在も継続的に新しく面白いアイデアが市場に出てきていますからね。

私はマイニングは3種類に分けて考えています。
・CPUマイニング
・GPUマイニング
・ASICマイニング
です。

それぞれのマイニングには各々の良い点と悪い点があります。
例えばASICマイニングの入り口は特注のチップなので、億単位の資金がないと参加すら出来ないものです。

資金が潤沢なマイニング企業しか出来ないものですので、それは限られた一部の人や企業に固まってしまいます。
一部の人達が相当のシェアを持つと市場のコントロールが出来るので、これは理想的ではありません。
一部の人達の手元に固まってしまっているのは、ビットコインでも少なからず言える事です。

一方でCPUマイニングはハッカーが数万ものコンピューターに不正アクセスして、電気代やハッシュレートを自信では一切払わずに不正にマイニングしている問題があります。

そしてGPUマイニングはその2つの中間と言えるでしょう。
GPUのマシンは多くの人が購入できる金額です。
しかしながら誰もがパフォーマンスの高いGPUのマシンを持てる訳ではありません。
従ってハッカーなどの悪人にとってはCPUの方がGPUよりも都合が良いのです。

またGPUマイニングはコンピューターを持っている人なら100~200ドル程あれば誰でも参加する事が出来るため、入り口のハードルは低いものです。
従って私はGPUマイニングであれば、誰でも参加できるので一番良いと思っています。

また先程も申しましたが、新しいアルゴリズムの興味深い新通貨も出てきていますので、我々としては常にポテンシャルの高い新通貨をマイニング対象に追加する事を考えています。

ジェネシスマイニングの詳細

(チャーリー氏)
ジェネシスマイニングの会社としてのサービスは何ですか?

メインのサービスはマイニングマシンのレンタルです。
例えば2年間の特定の通貨のマイニング契約を顧客に対して提供しています。
それかハードを買い取ってもらって、そのままずっと利用する事も可能です。

しかし通常契約期間満了時点においては既に新世代の優れたマシンが出てきているものなので、ハードとしては価値がなくなっているものなんで、それをどこか他の所に送る場合が殆どです。

(チャーリー氏)
例えばイーサリアムに関して投資金額に対しどのくらいのリターンが出来ますか?

リターンは購入する時の通貨の価格と、その時の難易度によるものなので正確にはお伝えできません。
株券を買うようなイメージで、同じ株でもタイミングによって得をしたり損をしたりするのと同じです。

例えば現在はダッシュなどのX-11の通貨はとてもリターンの高いものになっており、元本回収までは4~5ヶ月ほどという状況です。
イーサリウムも現在はリターンが高い時期ですね。
半年前までは10ドル程だった価格が現在は90ドル程なのでこれは当然リターンが高くなりますからね。

それに比較してビットコインのトレンドとしては同じ収益を得るまでにより多くの時間が掛かる状況です。
その理由としては、既にビットコイン関連のテクノロジーが成熟してきているためにそこまで激しい値上がりもなく、元本回収までは2年程掛かるイメージですかね。

(チャーリー氏)
どのくらいの金額で投資が出来ますか?

勿論投資する金額によってリターンは変わってきます。
20ドル投資する顧客と2万ドル投資する顧客では我々としても当然対応が変わります。
投資金額が多ければそれだけ、ディスカウントを享受出来たりするメリットはあります。

大口の投資家であればオーダーメイドでプランを作りより高いリターンを得られるようにもします。
投資金額が多いほど我々もより多くのリターンを還元するように設計しています。

(チャーリー氏)
今クライアントは世界でどれぐらいいますか?

我々としても驚くような成長をみせていて、現在は50万人程になります。
顧客は世界中に居て、殆どはアメリカ人です。
その他にも、ブラジル、インド、ロシア、インドネシア、特にインドとインドネシアは最近急激に増えています。
最近では日本も増えていますね。

サイトへの訪問属性から、どこの国の人が現在興味を持っているのかなどは手に取るように分かります。

(チャーリー氏)
日本人の投資家はどれぐらいいますか?

それは把握していないですが、調べれば分かります。
顧客の多い国トップ3はアメリカ、ブラジル、そして次は確かロシアですかね。
そして現在急激に増えている顧客は日本、インド、インドネシア人です。

(チャーリー氏)
まだまだビジネスは拡大していくんですか?

勿論です。
4年前はこんなに小さなプラスチックの箱でマイニングしていて、その後ボスニアに300~400kwの施設を作って当時は1mwに達する事を夢見てましたが、現在は当時からは考えられないほど大規模なマイニング施設を各国に持つまでに至りました。

暗号通貨市場が成長するのであれば、マイニングの需要も必然的に増加します。
現在はアイスランドやスウェーデン等の国でマイニングの施設を拡大しています。

暗号通貨の価格も上がっていますし、それと共に市場からの需要も急増していますから。

(チャーリー氏)
暗号通貨の未来をどう考えていますか?

非常にポジティブに見ています。
市場も力強く成長しておりますし、暗号通貨の本当の価値というものがより多くの人に理解されて来ていると感じています。

ドル、円、ユーロなどの既存の通貨においては中央銀行を信頼しなければなりませんが、歴史からも分かるように中央銀行はお金を刷り続け、それによって既存のお金の価値は下がり続けています。
価値の保存という観点から見ても、既存の通貨の保有は好ましい選択ではありません。

一方で金(ゴールド)は歴史的に見ても長期の価値の保存が維持されていますが、それを用いて価値の交換を行ったり、持ち運んだり、本物だと証明する事は難しいものです。

既存の通貨は価値の保存が難しく、金(ゴールド)は持ち運びや価値の交換が難しい。
それに比べビットコインやイーサリアムなどは”お金”として扱う上で最適な昨日を兼ね備えています。

送金はインターネットを通して簡単ですし、第三者機関を経由する必要もありません。
更にこのネットワークを潰すことは困難で、とても小さな単位での価値の交換も可能です。

偽物のビットコインを作ったりする事も不可能です。
このような理由から”お金”として扱う上では非常に優れているものなのです。

更に価値の交換として用いられるだけではなく、それをインフラとして活用しサービスの構築も可能です。

例えば現在はイーサリウムのブロックチェーンを活用して非常に多くのICO通貨が登場してきています。
イーサリウムのブロックチェーンを活用する事でこれまで人間を信頼する必要があったプロセスから企業や人間を信頼する必要なしにそれが成り立つようになりました。

スマートコントラクトやイーサリウムのブロックチェーン上で出て来る新しい通貨には、どれくらい大きくなるかはまだわかりませんが、本当に果てしない程の可能性があるものなのです。

ただし暗号通貨市場はまだ本当に初期の段階であり、多くの人々がそれを活用した可能性を模索しています。
現在は決済として、価値の保存手段として、更にスマートコントラクトが急速に広がっています。

(チャーリー氏)
日本では年内に26万店舗でビットコインの決済が可能になります。
ヨーロッパはどうですか?

日本のほうがヨーロッパよりも進んでいますね。
最近になってようやく政府が1つの他国通貨としてビットコインが認識されて来た段階です。

ビジネスをする為には様々な契約をする事によってリスクを排除していきます。
それぞれの契約をする上でも知識が必要となります。

ドイツでは現在ビットコインの利用方法のルールがありますが、それはとても複雑なものであり曖昧なものでもありますが、この辺りが整備されていく事を願っています。

その点においては日本は一段階先に進んでいます。

(チャーリー氏)
日本はそういう点では進んでいるという事ですか?

そうですね。
法規制の点においては確実に最も進んでいる国の1つです。

日本の法律はあまり理解していませんが、周囲から聞いているのでそのように理解しています。
他の国ではまだまだルールが曖昧な部分が多いですから。

例えばニューヨークではライセンスが必要で、フレームワークは複雑過ぎるくらいです。
ある程度の規制は勿論必要だと思いますが、過度の規制をビットコインにする事には反対です。

例えばインターネットが出てきた時にアメリカがそれを規制していたら、今のようなインターネット社会は実現出来ていなかったでしょう。
だからこそ法規制をする人達には柔軟な考えを持って取り組んで欲しいものですが、日本はその点においては非常に上手くやっていると思います。

(チャーリー氏)
ジェネシスマイニングはGPUマイニングでは世界のトップですか?

そうです。
GPUマイニングにおいては我々が世界一のシェアを持っています。
大規模なGPUマイニングマイニング施設に加えて、イーサリウム、Zcash、モネロなどのマイニングも本当に初期の段階から取り組みましたので、世界中に多くのGPUマシンと施設を保有しているのです。
そしてまだまだ拡大していきます。

合計のGPUのパワーを計算しても世界一なので、本当に大きなマイニング資源を持っています。

(チャーリー氏)
世界トップである事を安心材料としてジェネシスマイニングを日本でも上手に伝えていこうと思います。
最後に日本の投資家の人達に対して一言お願いします。

私は暗号通貨と関わりだしてから5年程になりましたが、5年前ビットコインは誰も知らないようなものでした。
知っていたとしてもそのうち違法になるだろうと多くの人から思われていたのです。

ですので当時から考えると本当に多くの困難を乗り越えてビットコインはここまで来ました。
日本では数万店もの店舗がビットコイン決済を導入していく予定ですからね。

とは行っても、暗号通貨はまだまだ初期の段階です。
ビットコインの市場価値は現在3.5兆円程でしょうが、アップルなどの企業価値と比較したらまだ低いです。
既存の通貨と比較しても、比べ物にならないくらいに現時点ではまだまだちっぽけなものなのです。

合計2100万ビットコインが存在する事になりますが、そのうちの多くは既にマイニングされてしまいました。
本当に希少価値の高いものですから、もちビットコインを保有したいのであれば一刻も早く行動しましょう。

これは他の暗号通貨においても同じです。
イーサリウムは言及しましたが、これもいずれマイニングには終わりがきます。
特にイーサリウムは決済以外にも本当に多くの可能性があるものです。

一人の投資家としても暗号通貨を皆さんに推薦します。
この急成長するテクノロジーに注目して下さい。

現在暗号通貨市場で起こっている事の多くは、インターネットが出てきた当時と非常に似ています。
現時点では全てが上手くいくかは分かりませんが、何か上手くいけばそれは本当に莫大なものになります。

(チャーリー氏)
来月時間が出来たらドイツの方に伺います。

是非ミュンヘンに来る際には教えてください。

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2 件のコメント

  • 中国昆明から車で二時間半…小さな農村にある水力発電所の隣にあるシンプルな作りのマイニング施設の見学から、まだ一ヶ月経ってないんですね~。20000台のマシンに感動した翌日に、香港でチャーリーとミーティングした事がかなり前のように感じられます。
    インタビューでも、私達にも解かりやすくマルコの意見を聞き出してくれるチャーリーならではの質問力
    ~急成長するテクノロジー暗号通貨の本当の価値を多くの人が理解してきている~
    その時代、その瞬間にチャーリーの想いを感じられることには感謝しかありません。
    新しいアルゴリズムの興味深い新通貨の情報も含め、これからのチャーリーの活躍を楽しみにしています。
    私ももっと学んでいきますので宜しくお願い致します。

  • […] 【 世界一のマイニング会社 】   5年前、暗号通貨の世界はどんなものだったでしょうか? 「ビットコイン」という単語は今では多くの人に知られましたが、 5年前それを知る人は殆どいませんでした。   その時に暗号通貨の可能性にいち早く気付き、 ビジネスとして取り組んだ人物がいます。   今回お届けするインタビューは マイニングの世界最大手ジェネシスマイニングの マルコ・クロンです。   ビットコインやその他の暗号通貨が存在する為に必要なもの。 それがマイニングです。   マルコは当初小さなプラスチックの箱で マイニングを始めたそうです。 それが今では世界各国に巨大な施設を持つまでになり、 その規模は世界一になりました。   マイニング世界一が見ている暗号通貨の 世界はどのようなものでしょうか? 今回はとことん色んな事を聞いてみました。   ・マイニングの現状と可能性 ・ベストのマイニングとは? ・ジェネシスマイニングがどこを見ているのか? ・暗号通貨の未来   等々、大変面白いインタビューになっています。   世界から見た日本の暗号通貨事情なども聞いてみましたが、 これまでの視点を変えさせられるものに なるのではないでしょうか?   必見のインタビューはこちらからどうぞ!!↓ https://www.blockchain-labo.jp/interview/genesis […]