独自ブロックチェーン開発ソフト〜Monax〜

仮想通貨 MONAX モナックス インタビュー

Monax(モナックス)CEOとのインタビュー

今回はMonaxのCEOのケイシー氏とのインタビュー動画をお届けします。
Monaxは企業などが独自のブロックチェーンを開発する際に利用出来る、ソフトウェア開発ツールキットを開発しています。

今回のインタビューではMonaxの製品の特徴だけではなく、MonaxがICOを実施していない理由。
更にはICO市場に関する投資家へのアドバイスなどについても語って頂きました!

非常に参考になるインタビューとなっておりますので、早速以下の動画からご確認下さい。

独自ブロックチェーン開発ソフト〜Monax〜
(18分)

Monax(モナックス)CEOとのインタビューまとめ

 

Casey: 本日は、お招き頂きありがとうございます。
MONAXは以前、Eris Industriesとして知られ、非常に早い段階からパーミッション型ブロックチェーン空間に参入しました。
弊社は、ブロックチェーン技術を一般企業向けにいかに活用するかと言う点に力を注いできており、
法的に、この技術をどの様にして展開させていくかと言う事に焦点を当てています。
弊社は最初の製品である、スマートコントラクトと互換性のあるブロックチェーンがリリースされた2014年に創業されました。
当時は、ほとんどの方がブロックチェーン技術をどの様に法律に沿った形で活用していくのか分からずにいました。
現職者や、スタートアップを設立する方々でさえもです。
多くの企業やスタートアップがアプリケーションを構築する際に重要な事は、自身のネットワークを自分たちの権限で管理が出来る事です。
例えば、自身のサービスにユーザーが登録する際により多くのKYC(ユーザーの個人情報)を取得するなどですね。
ブロックチェーン技術を行使する事で、ユーザーが実際に登録される前に、企業が独自にKYCやその他の過程を遂行する事が出来るのです。
2015年は、ブロックチェーン技術がどの様に機能するのかを学ぶ為に十分な時間を費やしました。
翌年の2016年には、イーサリアムのスマートコントラクトを基盤とした拡張性のあるパッケージの開発に注力しました。
その拡張性のあるパッケージは、様々なアプリに利用する事ができます。これらを現在SDKとして販売しています。
弊社のインフラやプラットフォーム、ツールは全てオープンソースですが、スマートコントラクトはクローズドソースなので販売しています。
チャーリー氏
MONAXは独自の暗号通貨を持っているのですか。そして既にICOをしたのですか。
Casey: 現在のMONAXは1つのブロックチェーンとして機能しているのではなく、
一般企業やスタートアップが独自にブロックチェーンを構築する為のツールキットです。
そのため、弊社独自の暗号通貨やトークンは創っておりません。また、ICOも行なっておりません。
弊社は、金融、保険、物流などの業界向けのアプリを、スマートコントラクト上でプログラムソフトを構築しています。
市場では既に利用可能です。
クライアントの多くは規制の厳しい業界で、導入する事によって自身のブロックチェーンを用いたアプリの早期の価値向上を目指している企業です。
これらが、この数年弊社が比重を置いてきた事です。
現在は、これまでの水平的なソリューションを、様々な角度から提供できる様、移行しています。
ソフトウェアを提供するのではなく、法律関連サービスやシステムのソリューションの構築に軸足を置いていこうと考えています。
チャーリー氏
MONAXはイーサリアムと同じようなプラットフォームのエコシステの役割を持っているのですね。
Casey: はい、その通りです。エコシステムのアプリは、ブロックチェーン基盤、もしくはスマートコントラクト基盤のアプリです。
我々が”エコシステム・アプリケーション”と呼ぶ理由は、公共、もしくは企業向けのブロックチェーン技術のベネフィットは、
人々へアプリケーションの操作能力を供給する点です。
重要な点は、特定のソリューション、もしくはイーサリアムや企業向けのプラットフォームの周りにエコシステムを開発していく事なのです。
ブロックチェーン技術の真髄は、企業間で使用される事や、分散化される事にありますから。
現在、MONAXが主眼を置いている事は、弊社のプラットフォームがHyperledgerの傘下なので、
イーサリアム基盤の技術を企業空間へもたらす事です。
チャーリー氏
MONAXでICOを行う事は出来るのでしょうか。
Casey: もちろん可能です。弊社が知る限りでは、我々のプラットフォーム上でICOを行った例を拝見しておりませんが、可能です。
弊社はMONAXとしてより、Hyperledger Burrowとしての方が知名度があるかもしれません。
Hyperledger BurrowはTendermint合意形成エンジンの上に構築されており、
パーミッション型層を含むのイーサリアムバーチャルマシーンとの組み合わせのようなものです。
ですので、弊社のプラットフォームでICOを行う際に、技術的な面で障壁となるものはありません。
チャーリー氏
イーサリアムとかとの最大の違いや特徴、MONAXを使う事のメリット教えて頂けますか。
Casey: Hyperledger Burrow (Monax)は、様々な方法で様々なアプリケーションに展開可能なソフトウェアであるところ、
イーサリアムは確立されたブロックチェーン技術を使ったプラットフォームだという事です。
両者とも全く同じバーチャルマシーンを利用し、スマートコントラクトが正常に機能する様になりますが、概念が全く異なります。
Hyperledger Burrowは独自のブロックチェーンを構築する為のツールキットのようなものです。
イーサリアムは世界的に利用可能なブロックチェーン技術のネットワークなのです。
チャーリー氏
どんな開発をMONAXのプラットフォームで主要と考えていますか。
Casey: 現在、柱としている業界は、銀行や保険会社、製造業です。これらが、Hyperledger Burrowの最大のユーザー数を誇る業界です。
この様な企業の要望は、まさにパーミッション型ネットワークの環境でイーサリアム基盤のスマートコントラクトの恩恵を享受する事なのです。
また、先ほどもお話しした通り、MONAXは企業向けのサービスのソリューションの構築も行う計画ですので、
企業の法務部や法律事務所、弁護士も含まれます。
チャーリー氏

MONAX自体がICOする予定はありますか。
Casey: 現在、MONAXがICOを行う予定はありません。
チャーリー氏

それは必要性が無いからでしょうか。それとも、ICOを行わない目的や狙いなどがあるのでしょうか。様々なブロックチェーン企業はICOを1つの目標にしており、知名度を上げていると思うのですが。
Casey: 現時点では、ICOを行う理由がないのです。
多くのICOが、実際の価値よりも過剰な誇大広告です。
弊社は、公共のブロックチェーン空間において、MONAXが価値を提供出来ると感じた時に、ICOの実施を検討します。
弊社としては、ICOはネットワークを分散する点において、世に出せる事が出来るような製品が既にあるのであれば正当だとは思いますが、
単なる”アイデア”の段階にあってまだ形になっていないようなものに対しては、必ずしもICOによる資金調達が良い選択だとは思いません。
ICOを行わなかった背景には、ほとんどのICOは少人数チームでアイデアしかないようなものです。
確かにそのような状態ではある程度の形に持っていく目的で資金調達をするのも選択です。
一般の素人投資家の方々からの資金を調達は、アイディア段階のものを初期段階の製品にする為に行うものではないと考えています。
予定通りに行かない事もありますし、一般の投資家には分からないようなリスクがある事もあります。
リスクがありすぎますし、一般的な投資家の方ではプロジェクトの概要を理解する事も難しいでしょう。
企業としての考え方としては、発表できる製品がない状態でのICOの実施は、法的なリスクがありすぎます。
資格などを持たない素人の投資家の方々からの資金調達という点や、先行販売は、また話が違ってきますが。
少し前に、Filecoin(ファイルコイン)がICOを行いましたね。
法整備がされていて自身のリスク管理が出来る状態でICOを行えれば、それが一番適切だと感じます。
投資家の皆さんに対して、非常に誠実でいる訳ですから。
ICOでは多くの詐欺まがいのプロジェクトや不正行為も目にします。
同時に、熱心に興味深い製品を構築しているチームも多く見てきました。
従って、弊社でも公共のブロックチェーン空間において、提供出来る様な製品があると感じた時には、ICOの実施を検討します。
1.0バージョンの製品が既に完成していて、ネットワークに提供する必要性がある場合では、ICOは非常に合理的だからです。
チャーリー氏

今の暗号通貨の市場について個人的な意見でいいので教えて下さい。
Casey: 公共でも企業向けでもブロックチェーン業界自体が、揺籃期にいます。
非常に胸が躍る市場であり、非常に速いペースで革新が次から次へと起こっています。
実際には、構築しなければならないものが頻りとある事が現状です。
ブロックチェーン技術やスマートコントラクト技術を適切に利用するという事は、
従来のアプリケーションとの接触に関する仮説を再度査定をしなければならないという事ですから。
また、適切にブロックチェーン技術の恩恵に与るという事は、単にウェブサイトにログインする様な事ではないわけです。
中央集権型の管理体制を取る訳でもなく、何か不具合が生じた時に特定の企業を訴えると言った事も真っさらに無くなるのです。
もちろん、不具合が生じた時に、Twitterである企業に対して不平不満を投稿出来る様な次元ではなくなるという事です。
従って、ブロックチェーン技術の恩恵を享受する皆さんは、
この業界がまだ草創期であり、解決すべき問題も多くあるという事を、しっかりと理解していなくてはなりません。
また、辛抱強くなくてはなりませんね。2017年にはビットコインやイーサリアムを筆頭に暗号通貨/ICO旋風が巻き起こりましたが、
ユーザーとして実際にそのテクノロジーが快適に利用できるようには、そう早くはなりません。
ビットコインは未だに決済方法として利用されておらず、イーサリアムも世界のパソコンとして使用されていない訳です。
使い物にならないと言っているのではなく、それらのプロジェクトが早期に掲げていた提議が未だに履行されていない点を指摘しているのです。
日を追うごとに、当然、価値命題が変化していきますが、暗号通貨投資からの観点で市場を観察する事を意識する必要があります。
短期的なリターンは非常に投機的である為、長期的に観察をするのが良いでしょう。
投機を目的としてこの市場に参入している方や、暗号通貨取引所にとっては、もちろんそれでも構いませんが。
チャーリー氏

技術者として非常に真面目な側面からの話が聞けて、今まで幾つかのプラットフォームの話をしてきたのですが、日本の投資家に向けて暗号通貨市場に投機的な流れも出ている中でアドバイスはありますでしょうか。
Casey: この空間は、実に多くの好機に恵まれています。
ブロックチェーン技術に精通していない一般の投資家の皆さんにも、リターンを得られる事は事実ですし、
2017年の前半だけをとってみてもビットコインは4倍程に成長し、イーサリアムも5倍程になりました。
一般の投資家の皆さんは、製品がまだ存在しないICOに投資をするという事は、誇大広告に投資をしている可能性がある事を理解しましょう。
その事を理解した上で、少額でも投資をしたいとお考えであれば、それはそれで良いでしょう。
投資をするなとは言いません。
しかし、プロジェクトに価値がなく製品もないのであれば、一体何に投資をしているのか、しっかり理解する必要があります。
そういった場合、投資家の皆さんは単なるアイディアに投資をしているのであって、大きなリスクを伴います。
それでも構わないのであれば、ICO投資をなさって下さい。
MONAXは、投資家の皆さんに膨大なリスクを背負って欲しくありませんので、未開発製品の為のICOは行いません。
少なくとも、ブロックチェーン空間上で1.0バージョンの製品が出来上がるまでは行わないでしょう。
一般の投資家の皆さんでもその製品を分析でき、価値があると理解出来るほどの能力をお持ちだと感じた際は、ICOを検討します。
ただ、一般の投資家の皆さんが、2名のチームで20ページほどのホワイトペーパーで、
何のソフトウェアもなく、この空間で何の経歴、知識、理解もないようなプロジェクトに投資をしている場合は、
投資する事自体考え直すべきです。
それが第一で、第二にICOを好む方々に見える傾向は、流動性を見越して投資をしている点です。
ただし実際の所はそうでない事も多々ありますので、それも理解する事です。
要は、詐欺が多いので気をつけてください、と言う事です。
チャーリー氏

MONAXのCEOを迎えて凄く深い話を聞けて良かったかと思います。また今回の話はとても投資の参考になりますので、今後の投資の参考にして頂けたらと思います。

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