北朝鮮の金日成総合大学にモネロを送るマルウェアが発見される

国連の経済制裁を受けても強気の姿勢を崩さない北朝鮮ですが、その資金源の一つに暗号通貨があるのではないかと考えられています。
その証拠を掴んだかもしれない。
今回はそんなニュースです。

暗号通貨「モネロ」が金日成総合大学に送られている

北朝鮮にある金日成(キムイルソン)総合大学のコンピューターサーバーに対し、暗号通貨「モネロ」が送られている、とアメリカのサイバーセキュリティー会社「エイリアンボルト」が発表しました。
2017年のクリスマスイブの頃のことです。

マイニングされたモネロを送るマルウェアを使用していることをエイリアンボルトが発見したのですが、まだ確実な証拠はないようです。
北朝鮮の大学の方は、この事実に対するコメントを拒否している様子です。

暗号通貨「モネロ」とは?

モネロは、ダッシュやZキャッシュと並んで匿名性の高い暗号通貨です。
時価総額ランキングも常に上位に位置し、この記事を書いている時点では14位でした。

ビットコインなど他の暗号通貨は、ブロックチェーン技術により取引記録が全て公開されますが、モネロでは送金時に匿名性を高める「ワンタイムリング署名」という技術を用いています。
これにより送金毎に新しい一回限りのアドレスが生成され、しかも乱数によって構成される為、送金元が一切分からなくなってしまう仕組みです。

また、モネロは比較的マイニングが簡単です。

どのようにして送られていた?

エイリアンボルトによると、そのマルウェアは暗号通貨モネロの採掘コードをインストールし、マイニングされたモネロが金日成総合大学のサーバーに送られるようです。
どのように送られるか、参考として以下のニュース記事もご覧下さい。

「マイニングマルウェアが流行か?暗号通貨もウイルス問題とは無縁ではいられない。」

マイニングマルウェアが流行か?暗号通貨もウイルス問題とは無縁ではいられない。

北朝鮮がモネロを選んだ理由は、上記のような匿名性の高さが大きいでしょう。
実は多くの犯罪者やテロ集団が暗号通貨を使っていますが、匿名性の高さからビットコインよりもモネロを選択するケースが最近になって増えています。

どんな影響がある?

この事件は暗号通貨の使い方を誤ると犯罪やマネーロンダリングに不正に使用されてしまう危うさを示しています。
経済制裁措置を受けている北朝鮮にしてみれば、暗号通貨の獲得は貴重な資金調達手段です。

そして、北朝鮮が暗号通貨に強い関心を示していることは、昨年11月29日のニュース記事でも紹介した平壌大学の事例からも明らかです。

「北朝鮮の平壌大学に謎の暗号通貨コース」

北朝鮮の平壌大学に謎の暗号通貨コース

外国からの専門講師を招き、最新のコンピューターを導入して資金調達をしている流れがお分かりでしょう。
勿論暗号通貨自体が悪いわけでは無く、使い方を間違えると優れた技術も悪意のある人に悪用されてしまうリスクもあるという事です。

暗号通貨を不正に抜き取られたり、詐欺に引っかかったりしないよう、自衛手段をそれぞれが講じる必要があるでしょう。

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